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プチ贅沢な、大人のための絵本の時間

 苫小牧市内の絵本の森が7日、苫小牧市立中央図書館で第20回大人に向けての絵本のよみかたりを開きました。

 この団体は、5年前から年4回、絵本の読みかたりイベントを図書館で開いています。同館で児童向けの絵本の読み聞かせをしていたメンバーが、「この絵本、大人にも見てほしい」「大人にもこの物語を聞いてほしい」と思ったのがスタートだったといいます。「絵の色彩のすばらしさ、物語の奥深さなど、大人だからこそ読み取ることができる絵本のよさを、多くの人に知ってほしいです」とメンバーの1人。

 最近では、男性も聞きに来ることが多いといい、この日も来場者の5分の1が男性でした。読みかたりをしたのは、宮沢賢治の「やまなし」や、「すきまのじかん」など。読み手は、聞き手がかまえないように子供に読み聞かせる時とは異なる読み方をしており、じっくりと物語の世界に没入できるような癒やしのひとときになりました。初めて来たという女性(81)は「今毎日がけっこう忙しいのですが、じっくりと楽しめる最高の時間になりました。絵が素敵でした」と感激した様子で話していました。

  次回は6月上旬に開催予定です。  

 絵本の森のほかにも、大人に向けた読み聞かせ、読み語り活動をしている団体があり、3月21日には同館で「びーどろ」による「大人のためのよみかたり」(無料)が午後1時半から開かれます。びーどろさんは、ギター演奏の時間も設けており、音楽と絵本を同時に楽しめます。


 

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