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ピッピ文庫訪問

今回は、柏木町1-13-5、ピッピ文庫におじゃましました。


 ピッピ文庫は、上田さんご夫婦がご自宅で主宰している“図書館“です。 1984年2月に開設して今月で丸34年になりました。「家にいるような気持ちで、ゆっくりと過ごしてほしい」と上田さん。


  上田さんが今日、お話してくれたのは、デジタルとアナログのお話。 「子供にはデジタルではなく、アナログな経験をたくさんしてほしい。アナログ的なものごとは、発想しながら手順を踏まないとしっかりと理解できなかったり、身につかなかったりする。だから、手軽ではなく、便利でもないかもしれない。でも、そこにこそ豊かな感性が育つ要素があると思うんです」。


 そうして例に挙げたのが“時計“。アナログ時計だと、「あと何時まで何分残っている」という感覚や、過ぎた時間とこれから迎える時間が、”現在“とつながっていることが目で見て、感覚としてとらえやすい。一方のデジタル時計は、その瞬間だけを示すので、分かりやすいけれども過去と未来が、”現在“と断絶してしまう。


 上田さんは「ちょっとしたことかもしれませんが、それが毎日の暮らしの中で繰り返されるとなると、アナログ的な時間の感覚が鈍ってしまうのではないかと思うんです。こうしたことは、いろいろな物事に言えると思います。だからこそ、面倒でも、遠回りでも1つ1つ積み重ねていくということが大切ではないでしょうか」。


 本当に、そう思います。上田さん、今日はどうもありがとうございました。 夢中になってお話をして帰ってきたところで「はっ」。大切な写真をとり忘れてしまいました。行ってみてのお楽しみということで、ぜひ一度、足を運んでみてください。

お問い合わせは0144-74-2235



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