苫小牧の演劇及び文化創造集団C.A.W(カウ)が、2月17、18の両日の第8弾公演への練習を重ねています。今回の演劇は「光は東方より」。脚本・演出は代表の鈴木英之さん(40)が手掛けます。
あらすじは「まだ正確な地図がない時代に、文明がはるかに進んだ西ではなく、未知なる土地ファー・イーストを目指した者たちの物語」。 鈴木代表は「外へ、外へ向かっていくグローバル化の時代の中、では自分たちの住む日本という国についてどれだけのことを知っているのか、日本を知った上で誇りを持ちながら海外の国々と対峙していくことが大切なことではないかと考えてきました」と説明。
一方で、そうした考え方は、偏りすぎればナショナリズムや排除につながりかねない。鈴木代表は「自国に誇りを持ちながら他国、他者を尊重していくということがどういうことかを問いかけられれば。みなさんが『日本ってなんだろう』と考えるきっかけになるといいですね」と話していました。
前回の「ダック」では、子供から大人まで楽しめる内容ながら、「自分らしさとは何か」「多様性の中で生きるとはどういうことか」というテーマを投げかけたカウ。今公演では、どのような舞台を見せてくれるのでしょうか。 上演情報は「苫小牧スケジュール帳」からご確認ください。
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