平和憲法を生かす苫小牧連絡会結成総会が27日に苫小牧市内で開かれました。全国的な「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」に賛同し、5月末までに市内で4万筆を目指して署名活動をするという取り組みです。この日の総会には、平和活動などをしている団体や個人38人が集まり、今後の活動方針などを確認しました。
会議でテーマになったのは、「いかに多くの署名を集めるか」です。安保法制の時に苫小牧市内で集まった署名は2万数千だったそうです。今回、全国で3000万人を目指していることから、人口から逆算し「4万人」に設定したとのこと。4人に1人程度という数字です。安保法制の倍の署名数です。
会議の中では「1番は、無党派層に、いかに書いてもらうかということ。大変だが、そこをやっていかなければ、数は集まらないのではないか」という発言が出ていました。 参加した1人から「町内会でまわしてもらえたらいいのだけど、なじまないだろうか・・・」と質問があり、ここから、町内会にお願いするかどうかについて意見が交わされました。 まず、「町内会ではなじまない」「自分も役員をしているが、政治的なものを持ちこまれたら・・・宗教もそうだが、難しい」「会長さんたちを、困らせてしまうと思う」との声。「なじまないのはよく分かります。でも、そうは言っていられないような状況になっている。無理かもしれないがアタックしてみる必要があるのでは」という意見も。 「中央インターチェンジの設置推進の署名も回ってきた」「第五福竜丸事件(1954年、アメリカの水爆実験により第五福竜丸の船員が被ばくした事件)の時も回ってきた」「でも今は、時代が違う」等々。結局は役員会で議論し最終決定することになりました。
いかに、無党派層に訴えていくのかという苦労は、これまで、活動をしてきた団体のみなさん、共通しているようでした。地道に地道に署名集めに取り組んでいる人たちもおり、そうした事例報告もありました。
同連絡会は3月25日午後2時~、市民会館小ホールで結成記念の集会を開きます。一般参加を広く呼びかけています。当日は、元札幌市長の上田文雄氏の講演のほか、現在の改憲の動きや問題点を説明するビデオ上映もあります。参加費は300円。カンパも募集しています。 また、3月13日午前11時から、柳町のホクレンショップ前で道行く車に呼びかけるとのこと。
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